ホルモンという司令塔の権力は絶大で、浅知恵では対抗できない。コラーゲンを飲んでコラーゲンを増やすなどという単純な発想でいても、あなたの意志とは関係なく勝手に体脂肪ばかり作り出す。では、何か打つ手はないのか。お肌のコラーゲンは減り、体脂肪は増える。するとどんな容姿になるかは想像像がつくだろう。これをすべて、老化だからと受け入れるしかないのだろうか。まず、司令塔を操作することを考えよう。成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるので、規則正しい睡眠が大切である。特に就寝後の初めの3時間が大切なので、この間に深い睡眠をとるように努力しよう(明け方に寝たのでは、当然無理である)。女性ホルモンを減らさないためには、生理に気をくばるとともに、大豆製品をとろう。女性ホルモン様作用のある大豆イソフラボンをたくさんとることで、日本女性は欧米の女性よりも更年期がゆるやかになっていると言われてきたくらいである。そうは言ってももちろん、大豆を山盛り食べて早く寝れば、それだけで美しくなれるというほど単純でもない。人体は複雑な有機体であることを忘れてはいけない。ひとつの美容法を実践して美しくなれるわけがないほど複雑である。毛並みの美しい犬を育ててコンクールで優勝することだって複雑で難しいのに、美しい自分を育てることを特定の食品などに期待すること自体、まず無理と言えるだろう。